時間

彼は優しかったよ
初めて二人で会ったとは思えないぐらいいろんな話しをした
会話がとぎれることなんてなく　笑いながらすぎていく時間

何かを忘れていたことに気づいた
人の優しさにふれることがこれほど心地よいものだということを
忘れていたような気がした

キミに費やした時間の中で
これほど話した時間があっただろうか
キミのそばにいられることに幸せを感じていたあたしは
心と心がふれあうことの幸せを
感じることができなくなっていたのかもしれない

キミがすべてだった
キミがすべての中心だった
キミがスタンダードになってた

でも違ったのかもしれない

キミと過ごしてきたたくさんの時間
彼と過ごしたちょっとの時間

あたしの心を溶かすにはちょっとでじゅうぶんだったよ